みなさんにとって、これまで小樽商科大学には関心が無かったかもしれません。
ですが、小樽商科大学には経済学科や社会情報学科という、理系の力を発揮できる学科があり、約20%の学生は理系出身者です。
小樽商科大学は理系のみなさんの入学も歓迎しています。
ポイント1本学では、2年次から経済、商、企業法、社会情報のいずれかの学科に所属します。そして経済学科、社会情報学科は理系寄りの学問と言えます。
経済学科の代表的な科目のミクロ経済学やマクロ経済学では一定の高校数学の知識が求められます。例えば、以下はマクロ経済学の代表的な問題です。
経済学科が文系的だと思っている人は、少し驚いたかもしれません。
でも、安心してください。現在の経済学科の学生は、ほとんどが文系出身者です。
教員側もそのような認識で講義を行なっています。講義には十分ついていけるでしょう。
一方、理系出身者にとってはその他大勢の文系出身者に差をつける良い機会です。
数学が得意な人こそ、その理系脳を活かせる学問と言えます。
社会情報学科では、情報通信技術を活用することで、合理的に社会課題の解決を目指します。
実は、工学部の情報系の学科に近いものと言えます。
本学科はそれに商学要素を追加したもので、よりビジネス寄りで、実践的な学科です。
代表的な講義には以下のようなものがあります。
「オペレーションズ・リサーチ」
データなど科学的な方法を用いて、組織での意思決定をする手法と能力を身につけます。
「コンピュータネットワーク論」
インターネット関連の技術について、技術者と利用者の二つの立場から学べます。
「社会情報学科のゼミナール」
3年次からのゼミナール活動では、WEB制作やデジタルサイネージの運営とコンテンツ制作、ドローンを飛ばし小樽の空撮にも挑戦しています。
本学では、昼間コース前期日程の数学の個別試験については、第一群と第二群の二つの問題を用意しています。 そして、受験生はどちらかを、「受験時に」一つ選んで解答することになっています。
数学二群は理系出身者向けの数学Ⅲを試験範囲に含んだものになっています。
※第一群の試験範囲は、数学Ⅰ、数学A、数学Ⅱ、数学Bを総合して出題
※第二群の試験範囲は、数学Ⅰ、数学A、数学Ⅱ、数学B、数学Ⅲを総合して出題
一見すれば第二群を選択した方が範囲が広くなり不利になっているように見えます。
しかし、大事な点は第一群と第二群の選択は受験時、つまり
「問題を見て決めることができる」という点です。
理系出身者は、問題用紙を開き第一群、第二群の問題を確認した後、 自分がより解けそうな方を選択することが出来ます。
理系出身の受験生は、これまでの高校での学びをぜひ活かしてください。
ポイント3このような入試とカリキュラムの結果、情報通信系の企業(NTT東日本、富士通、日本オラクル、日本マイクロソフトなど)に進む学生も多いのも本学の特徴です。
特に、社会情報学科の学生は2割程度がその道に進んでいます。
詳しくは本学のキャリア支援センターのページでご確認ください。
さいごに
小樽商科大学が文系大学だとの思い込みから、受験の候補から外していた理系のみなさん。本学には、理系のみなさんを受け入れる土壌があります。
ぜひみなさんの理系のセンスを是非、ビジネスに生かしてください。