小樽商科大学では、3年次から4年次の2年間の必修科目として、高度で専門的なゼミナール(ゼミ)がはじまります。
本学のゼミでは、特定の専門的なテーマについて教員一人と10人程度のゼミ生が、議論やフィールドワークなどを通して学びを深めていきます。
ポイント1
3・4年生次の2年間、指導教員のもとで、自分の選んだ研究テーマを追求し、最後に成果として卒業論文を執筆。
ポイント2
昼間コースと夜間主コース合わせて、毎年70のゼミが開講されている。
ポイント3
基本的に、所属学科の教員が指導するゼミから選択することとなるが、他の学科や、一般教養、語学の担当教員が指導するゼミを選択することも可能。
ポイント4
各ゼミには専用の部屋(ゼミ室)が与えられ、所属ゼミ生は自由に使うことができます。
100年を超える実学の伝統が、近年はゼミ単位での起業へとつながっています。
現在、小樽商科大学発の学生ベンチャー企業は5社に上ります。
彼らは学生でありながら、経営者として会社を運営しています。この様な経験を通して、普段の講義では学ぶことが出来ないビジネスの手法を、実践的に学んでいます。
江頭進ゼミ(経済学科)では、小樽のまちづくりを支援するために学生と小樽市民の手で2016年4月にNPO法人Egaoを設立しました。現在、小樽の価値を市民が再考するための出版物の作成や全国・海外へのPR動画の公開を行っています。私たちの活動は、小樽の町に関する調査(マーケティング、観光導線、歴史等)、出版事業、地域通貨運営、市内の伝統的なお祭りの応援など多岐に渡っています。
市原啓善ゼミ(商学科)では、4社目となる大学発学生ベンチャー企業です。「学生の力で地元小樽、北海道経済の活性化」を経営理念として、会計・ファイナンスの専門的知見を活かした金融商品開発など実学実践活動に邁進しています。
市原啓善ゼミ(商学科)では、5社目となる大学発学生ベンチャー企業です。
BtoBビジネスとしての金融商品開発事業など、会計・ファイナンスの専門的知見を活かし、実践的に活動しています。
猪口ゼミ(商学科)では、地元建設会社の協力のもと、空き家を活用したゲストハウス運営事業を行うため、2018年10月に「合同会社ええんちゃう」を設立、2019年3月に「ゲストハウス順風満帆」をオープンしました。「地元とつなぐ」をコンセプトに、小樽市が抱える高齢化等の地域問題に焦点をあて、地域住民と観光客の交流を通じた小樽市の活性化を目指しています。
近藤公彦ゼミ(商学科)に所属する学生が、2011年4月に起業、運営している会社です。主に札幌にある狸小路の活性化を目標に、大学で学んだ経営・マーケティングを用い、より実践的に活動しています。
※現在ホームページリニューアル中です
小樽商科大学では、もちろん全てのゼミが起業しているわけではありません。しかし、多くのゼミは、実学の教育理念のもと実践的なものとなっています。