小樽商科大学には、中学・高校の教師になる道もあります。
教科 | |
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中学校 | 社会 英語 |
高等学校 | 公民 英語 情報 商業 |
本学では年間で平均して10名を超える学生が教員免許を取得しています。
教員免許状を取得するには、専門の勉強はもちろんのこと、心理学などの知識も身につけなければなりません。一般学生よりも少しだけ多くの授業を受ける必要がありますが、それだけ熱心な学生が集まっています。また、授業は少人数でアットホームな雰囲気のなかでおこなわれています。
小樽商科大学はできる限り幅広い教養を身につけた「一人前の社会人」が教師になるのが健全であり、そのような教師がこれからの学校を支えていくべきであると考えています。
卒業年 学部2019年 大学院博士前期課程2020年/北海道長万部高等学校 勤務/担当科目:英語
大学入学当初の僕は「絶対留学するぞ」と意気込んでいました。しかし、いざ留学案内を見ると怖気付いてしまい、ダラダラと時間が過ぎてしまいました。ところが大学2年目の秋、ある映画の主人公が世界中を飛び回って活躍する姿を見て、「英語を使えれば世界中どこでも活躍できるんだ。かっこいい。」と刺激を受けました。そして怖気付いて留学できていない自分自身に嫌気がさし、ついに留学することを決心しました。
ずっと僕は世の中に影響を与える仕事に就きたいと考えていました。そんな中で「教育とは、世界を変えるために用いることができる、最も強力な武器である。(by ネルソンマンデラ)」という言葉と出会います。これがきっかけとなり、人々の「なりたい」「やりたい」を実現するサポートをしたい、そのために高校生の英語力向上に貢献したいと思い、教師になることを決意しました。
その後、学部での4年間の学びに加えて、大学院にも1年間通う5年一貫教育プログラムを修了することで、教員免許の専修免許状を取得し、教師になりました。小樽商科大学では、自分の興味に合わせて様々な経験ができ、「やりたいこと」を見つけやすい大学だと思います。そしてその経験が、ただ勉強を教えるだけではなく、学生と向き合いながら教育を行う上で、必要なことだと実感しています。
自分が感じる「やってみたい」「なりたい」という気持ちに正直になることが大切だと思います。簡単ではないが、シンプル。その積み重ねが後悔なき幸せな人生に繋がると、僕は信じてます。
卒業年 2014年/市立札幌啓北商業高等学校 勤務/担当科目:商業
私が商業という学問と出会ったのが高校の時。商業科のある高校に入学し、そこで担任となった先生が小樽商大の出身であることが、私が小樽商大を目指した理由です。そこから商業に関する学びを深めるため小樽商大に入学し、商業、情報、そして教育について学び、教員となり現在、生徒の前で自分の大好きな商業を教えています。
小樽商大では「実学・語学・品格」の教育理念のもと、多くのことを学びました。この学びが今の私に影響を与えています。私は実社会に通用する知識を身に付ける実学の精神がとても大切と考えています。進学、就職を問わず、いずれは社会に出る高校生を教える際は、より社会で必要となる知識や即戦力となる技能が必要となります。さらに授業の中では、主体的に学び続ける大切さを生徒に伝え、社会の中で成長し続け、活躍できるよう人材の育成に努めています。また、語学を学ぶことの大切さも生徒に伝えています。マーケットが広がり、国際社会でビジネスをするためにはどんな人ともコミュニケーションをとれなければなりません。語学を学ぶことは世界で活躍する人材となるために欠かせないということです。そして、商業を学びながら品格のある人間へと成長してもらいたいと思っています。社会人にとって必要な品格を高校生のうちに身に付けさせ、どんな人からも信頼される人間に成長してもらいたいと考えています。
小樽商大から教員となることは、社会の未来を担う若者の成長を手助けできる教員になれると私は思います。ぜひ、教職課程を学び教員を目指してほしいです。